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この度3月16日(土)より、ハギワラプロジェクツにて渡邉庸平による個展「Giant Chorus」を開催いたします。 渡邉は1990年生まれ、現在、東京藝術大学博士課程に在籍中。これまで、KomagomeSOKOでの個展(2017)や、 4649(巣鴨・2018)で二人展を行うなど、今後の活躍を期待される若手作家の一人です。当画廊では初めての個展 となります。

主に映像やインスタレーションを中心に制作する渡邉は、機械操作によって大判の布が緊張と弛緩を繰り返す作品 や、何枚もの布を掛けた大きな鉄の構造体など、空間を支配するインスタレーションをはじめ、木材で猫を模った折 りたたみ可能な立体や、自身の身体の部分が歪んだ形で映る写真といったイメージを断片的にとらえた作品など、 様々な形態を使って世界観を表現します。共通するのは、それらの作品はどれも一貫して詩的かつ繊細であり、視覚 を通して触覚にざらっと触れてくるような生々しい質感も持ち合わせているところです。また一方で作品の表象には、 座標や時空といったSF的な観点が込められ、知覚的な深みを持たせるだけでなく、広いスケール感で人間の想像力 を捉えようする作家の試みが見て取れます。

今回の展示では、複数配置された鉄パイブの立体にアニメーションを投影したインスタレーションを展示する予定 です。渡邉の作品のテーマのひとつである光について、反射や屈折といった現象を通して知覚する世界の見方を描き ます。ぜひご高覧ください。

 

作家略歴:
渡邉 庸平(わたなべ ようへい)
1990 年福島県生まれ、埼玉県在住。東京藝術大学博士課程在籍。主な展覧会に、「4 boxes and pyramids」 4649 (2018, 東京 )、「渡邉庸平 : 猫の肌理、雲が裏返る光」KomagomeSOKO (2017, 東京 )、「SPVI II」 Turner Gallery(2015, 東 京)、「THE EXPOSED#9 passing pictures」g/p Gallery 東 雲 (2015, 東 京 )、

「at work 」東京芸術大学 Yuga Gallery (2013, 東京 ) など。

 

2019年3月16日(土)- 4月21日(日)

オープニング:3月 16 日(土)18:00-20:00
水 – 土 11:00 – 19:00 / 日 12:00 – 17:00 ( 月・火・祝 休廊)

 

参考リンク

HAGIWARA PROJECTS

https://www.hagiwaraprojects.com