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中村研究室学生も参加!!

「クラウドマイノリティ -ポストアカデミーのアートはどこへ向かうか」
TRANS ARTS TOKYO 2013 東京藝術大学大学院美術研究科油画博士課程 企画

日時:2013 年10月19日(土)~ 11月11日(土)12:00-19:00(最終入場18:30)
会場:神田錦町共同ビル6階(東京都千代田区神田錦町2-2)
参加料:無料(TRANS ARTS TOKYO 2013への入場料800円、一部イベント有料)
WEB:http://kanda-tat.com/postacademy
東京藝大油画:http://geidai-oil.com

イベント詳細PDF

【展示詳細】
東京藝術大学大学院美術研究科 油画の博士課程の現状を「ポストアカデミー」と捉え、在籍アーティスト達による展覧会&イベントによってそのシチュエーションを素描します。芸大油画には、これまで美術のアカデミックな分野で表立って扱われることの少なかったオカルト・SF・ファンタジーそしてメンヘラなど近代的な世界観にとってマイノリティなテーマを制作の軸に据えているアーティスト達が多く現われています。今回、そのなかで有賀慎吾、北川麻衣子、高田冬彦、冨安由真、林千歩、また、博士の学生が本展のために選出した油画学部生が出品します。トークやワークショップ、論文講読会などを通して美術博士というアカデミックポストのこれからの可能性を広げていく雰囲気をぜひ共に感じてください。

【中村研究室学生レクチャーなど】
10月26日(土)15:00-17:00
『作品のソースについて話す』
参加者:飯岡陸(学部生)、村山悟郎(博士)、冨安由真(博士)、川村そら(学部生)、堀内悠希(学部生)、長田雛子(先端学部生)、海野林太郎(先端学部生)、山本明尚(楽理学部生)
このトークでは作品のソース(出所、出典)について話します。日々の生活の発見や感情、影響を受けた先行作家や、普段みている創作物などがソースになることが多いように思います。「ポストアカデミー」は、芸大博士課程のソースの特殊な偏りを表しているとも捉えられます。今回の学部生を中心とした登壇者は、自分自身のソースについて考えること、博士を交え対話することで博士の方から問題を引き継ぐことができる、あるいは何かの更新を可能にするのではないでしょうか。

11月2日(土)17:00−19:00
『コロキウム@TAT: ホントにつまらないB級ホラー映画鑑賞会』
企画:小川真生樹(修士)参加自由
「コロキウム」は東京藝術大学内で行われる学生主体のラウンドテーブルです。毎週、各人が持ち寄ったトピックを好き勝手に議論します。さて、今週は…『ホントにつまらないB級ホラー映画鑑賞会』

11月4日(月)13:30−
『限界芸術大学講義:格差社会・比較教育における限界芸術の重要性~内的価値のあるものづくりへ~』
企画: 大絵晃世(博士)
鶴見俊輔の定義した「限界芸術」はどのような役割を果たすのでしょう。純粋芸術の”残っていく”美術史のサイドで、変わる事なく作り続けられている限界芸術はひとりひとりの”生き方”に関わった「人知れずのものつくり」といえます。経済学者シルビオ・ゲゼルが提唱する地域貨幣・減価貨幣の可能性も含めて、外的評価に惑わされない”内的価値”のあるものつくりと、地域のソフトパワーを充実させることが、あらゆる比較から来る苦しみ(いじめ・鬱・社会的脱落)から脱却させるエネルギーだと考えます。

11月4日(月)14:30−
『東京藝術大学博士課程プレゼンテーション』
出演者:佐々木美穂子(博士)、村山悟郎(博士)
東京藝術大学博士課程に在籍する2名によるプレゼンテーション。各々の実制作や思考過程について語る。